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ハ51は、第二次世界大戦後期に東京瓦斯電気工業が開発試作した大出力の航空機用空冷ガソリンエンジンである。 == 概要 == ハ51はハ50と同様に空冷複列星型22気筒を採用しているが、強制冷却ファンを装備した点が異なる。本エンジンの開発に際しハ45を基にしたとする証言があるほか、気筒の設計が内径130 mmで行程が150 mmであり、これは栄系列のエンジン設計の影響が見られる。エンジン寸法も、ハ50の直径1,445 mm、全長2,400 mmに比較し、直径1,280 mm、全長1,800 mmと小型である。ハ51の離昇出力は2,450 馬力を想定した。ハ50の離昇出力は3,300 馬力を狙っており、これに比べてハ51は小型であるぶん出力が小さい。乾燥重量は1,000 kgである。 4機のエンジンが試作されたものの、陸軍側の評価によれば不完全なエンジンの設計に起因して運転試験は非常に不調であり、予備試験段階を出ることができなかった。合計約100時間のテスト運転で判明した不具合には以下が含まれる。 * 減速ギアピニオン破壊 * 過給器インペラ破壊 * カムプレート機能不全 * 過給器ベアリング機能不全 * 冷却ファン駆動機構破壊 * 潤滑油の漏洩、または噴出 ただしこれらは複列22気筒という形状選択による不具合ではなかった〔胃袋『陸海軍試作戦闘機』176頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハ51 (エンジン)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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